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  • わかくさ家族会ではどのような問題に対処しているのですか。
  • 統合失調症や大人の発達障害、双極性感情障害(躁うつ病)、それに境界型人格障害や難治性のうつ病(適応障害、パニック障害、強迫性神経症)などです。
    病気以外の生活や就労についてです。
  • 病気や病気以外で、どのような悩みが多いですか。
  • 薬が多いので何とかならないか。
    薬を減らすのにはどうすればよいか。
    薬の副作用にはどんなことがあるか。
    といった薬の相談が多いです。
    入院させたいのですがどうすればよいですか。
    リハビリについてどうすればよいか。
    家から殆ど出ないのでどうすればよいですか。
    家族への、特に母親に対しての暴言や暴力が多いので困っています。
    就労させたいのですが、どうすればよいですか。
    ひとり暮らしをさせたいのですが、どうすればよいですか。
    生活の心配があります。どうすればよいですか。
    親亡き後が心配です。どうしたらよいでしょう。

  • 大人の発達障害とはどのようなものですか。
  • 発達障害は簡単に言いますと、「広汎性発達障害いわゆる高機能自閉症又はアスペルガー症候群」と「ADHD いわゆる注意多動性欠如障害」があります。
    現在これらの発達障害については、幼児期及び幼少期においての発症(16歳くらいまで)について、行政機関で対応しています。
    しかしながら現在は、大人になり(30歳以上)、過去に全く対応されてこなかった障がい者については、殆ど何処でも対応されていません。
    しかも年月が経ち、本人も精神的に弱い面があるので非常に苦しむために、統合失調症やうつ病などの合併症を発症している場合が多いです。
  • 現在それがどうして問題になるのですか。
  • 広汎性発達障がいの場合、親は子供のころからおかしいとは感じても、学習面では殆ど問題がない(現在の学校の状況)とされ、それほど苦労なく高校や大学にまで進学ししていきます。
    しかし卒業して就職するときや、就職してから多くの問題が発生することが多いです。
    就職できなかったり、就職してもすぐにやめたりして家に閉じこもってしまいます。
  • それらの対応はどうすればいいのですか。
  • 非常に難しいですね、ひとりひとり生育の状況が違いますし問題も違いますので、丁寧に話を聞いて今後の対応を考えていくことになります。
    早急に結論を出すことは一番よくないことです。
  • 双極性感情障害とはどのような病気でしょうか・・・
  • 双極性感情障害は躁うつ病とも言われています。
    躁状態とうつ状態が繰り返して起こる病気だといわれてきました。
    しかしながらその実態はほとんど解明されないできました。
    双極性感情障害でも、うつ状態が多い状態ですとうつ病と診断され、うつ病の薬を処方されていましたが一向に回復しない場合が多くありました。
    またそう状態が多いと統合失調症の躁が強い症状だと思われてきました。
    その他 パーソナリティー障害とも誤解さえれることが多かったです。
    どのような症状なのかを充分聞いて対処する必要があります。
    薬を変えるだけでよくなることも多いです。
  • 家族会でそんなことまでわかるのですか。
  • 家族会は医者ではありませんので、そんなに詳しいことは分かりません。
    ただ今までの会員の中に同じような症状を持った方が多数います。
    その人たちの話をよく聞いていますので、比較的判断しやすいです。
    ただ医者でもないので断定することはできません。あくまでも相談するだけです。
  • どうすればいいですか。
  • 主治医とよく相談することです。
    どうしても納得できなければ病院を変えることも視野に入れて考えてみてください。
    保健所に相談することもよいと思います。
  • 家族相談の役割は何ですか。
  • 家族は医者ではありません。
    ですから医者と同じ事はできません。
    しかし家族は様々な病気と付き合ってきた経過があります。
    医者にもわからないことを知っていることがあります。
    生育の状態とか、病気になりかけの症状とか、最悪のときの状態とかいろいろ知っています。
    それらを活用して相談に乗っています。ぜひわからないことがあったら相談してください。
    きっとあなたの役に立つと思います。
  • 就労の事が聞きたいです。精神障がい者が就労するためにはどうすればいいのですか。
  • 精神の障害を持つ当事者は、とても自信を無くしています。
    自信を持つためにも一歩一歩着実に進む必要があります。
    病院のデイケアから作業所などを経て就労センターに結びつくのが一般的です。
    ただ一足飛びに就労させることもできますが、再発には十分気を付けて、危ないと思ったらすぐにやめるか、休息させることも考えてください。
    無理は禁物です。再発再入院はできるだけ避けることが大切です。
    相談に来ていただければもっと詳しいことが話せます。ぜひ相談にきてください。
  • 一人暮らしをさせたいのですがどうすれば良いですか。
  • ひとり暮らしに必要な事は、薬を飲み続ける事と金銭管理がある程度できる事。
    買い物が一人でできる事などです。後はそれほど必要ではありません。
    何よりは本人が一人で暮らしたいと思うことです。詳しい内容はぜひ相談してください。
  • ひとり暮らしについて本人が納得しません。どうしたらいいでしょうか。
  • 一人暮らしをしたいのは親でしょうか、それとも本人でしょうか。
    本当は本人のはずです。でも不安で、なかなかその気になれません、自信もないのです。
    でも根気よく説得してその準備をしましょう。親ができる限り本人から離れるのです。
    依存性を少しづつ解消することから始めましょう。詳しいことは相談してください。
    決してあきらめないことが大切です。それが本人のためですから。
  • 一人暮らしをさせたいのですが、生活費が心配ですどうすればいいですか。
  • 障がい者年金があります。年金がもらえない時は生活保護があります。
    年金や生活保護については個別の難しい問題がありますので、ぜひ相談させてください。
  • 最近の相談で、どんな相談が多いですか。
  • 大人の発達障がいにかかわる相談が多いです。
    ベースに発達障害がありながら、2次障害として統合失調症やそう極性障害、境界型人格障害、うつ病などを発症しているケースがあり、いずれもそれほど重症ではないですが、継続した就労や就学が困難になって、相談にくる場合があります。
  • そのような場合はどのようにすればいいですか。
  • まず生育状況を詳しく聞いて、発達障害がどのようなものか判断します。
    そのうえで2次障害の判断をします。1時間以上話合って状況を把握し、今後に備えます。
    詳しいことはぜひ相談させてください。
  • 最近の発達障がいの相談でどのような事が多いのですか。
  • 最近はADHDいわゆる注意多動性欠如障害に関わる相談が多いです。
    仕事や学校がうまく行かずに親も本人も悩んで、依存症(アルコールやギャンブル)になって、苦しむことが多いです。そのような場合はまず相談させてください。
    十分話を聞いたうえで、対処の仕方を一緒に考えましょう。
    きっとあなたが安心できる話ができると思います。
  • 発達障害障害以外で最近ではどんな相談が多いですか。
  • 境界性人格障害いわゆる、ボーダー性パーソナリティー障害とも言われています。
    最近この精神疾患の相談が多いです。
    これは様々な精神障害と一緒になって現れることが多く、周りを巻き込み自殺未遂を繰り返しことが多いですので、大変です。
    近親者に攻撃的になり、暴力性も伴います。
  • どうすればいいですか。
  • まず幼いころからの生育歴を聞いて、その特徴をつかみます。
    その後は対処法について話し合いますが、とても難しいので対面で相談させてください。
    何とかなる場合が多いです。
  • その他にはどんな相談がありますか。
  • 双極性障害いわゆる、躁うつ病です。
    この症状も難しく、様々な状況を抱えていますので、ケースバイケースで対処しますので相談させてください。
    薬を変えることによってよくなる場合があります。
    その他には稀ですが、人格障害や解離性障害などの相談もあります。
  • 最近の特徴としてはどのような事がありますか。
  • 最近は合併症のケースが多いです。
    統合失調症以外に発達障害や双極性障害との合併や、境界型人格障害との併発などが多く、複雑な状況にある当事者が多いです。
    特に発達障がいのADHDで、合併症が出ていて医師も良く解らないケースもあります。
    その場合はよく話を聞いて何が本質で、障害が何かによって、対処の方法が違いますので、よく話を聞かせてください。ともかく相談に来てください。一人で悩んでも仕方がありません。
    相談するときっと安心できると思います。
  • 最近の発達障がいで、ADHD (注意欠如障害)がわかりずらいと言われていますがどうしてですか。
  • ごく最近までADHD については良く解っていませんでした。
    性格が悪いとか、根性がないとか、無責任だとか、とかく性格のせいか、育て方が悪いからだとか、まったく見当違いの見方をしていました。
    精神科医も良く解らなくて性格のせいにしていた場合が多くありました。
    最近の発達障がいの考え方が非常に進んで、理解されるようになってきました。
    しかしまだわからない人が多く、困っています。
    性格だとか、育て方だとか思っている方がいらっしゃいましたら、是非相談にきてください。
    仕事をすぐやめてしまう人や、トラブルが絶えない人、行動がしっちゃかめっちゃかで無責任だと言われている場合などがそうです。お待ちしています。


    ◎ 5月 家族相談会

    ◎ 日程: 5月10日、17日、24日 (第2金曜日、第3金曜日、第4金曜日)

    ◎ 場所: わかくさ家族の会事務所

    ◎ 時間: 午前10時半〜午後3時

    ◎ 電話番号:042-649-3460
           090-5422-0942

     ※その他の日や時間を希望される方はご連絡してください。








統合失調症、大人の発達障がい、双極性感情障害(躁うつ病)などの家族相談
NPO法人 わかくさ家族の会
東京都八王子市新町7-12-203
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☎ ℻ 042-649-3460(家族会事務所)
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