第23回みらい学講座「はじめの一歩をふみだそう〜いろいろな社会参加のかたち〜」
神戸教育カウンセリング研究会
講師 佐藤 久愛
  社会福祉法人三田谷治療教育院
家族や地域の役割の変化と社会的孤立

家族や地域の役割の変化


 少子高齢化  共働き世帯の増加  単身者世帯の増加
 社会構造の変化で近所付き合いが希薄になってきている??みなさんは近所の人のお名前や顔がわかりますか?家族や家族以外の人とのつながりはありますか?


社会的孤立とは


 家族や地域社会との交流が客観的に乏しい状態を指し,本人の感情とは関係なく他者と のつながりのない状態を意味します。
 ひきこもり状態の方が一歩をふみ出すことはとても勇気のいることで,一歩をふみ出したいと思った時につながれる場所があることが大切です。 そのために,つながるための仕掛けづくりが必要になってきます。
いろいろな社会参加のかたちとは

いろいろな社会参加

 
○好きなことができる場 ○定期的に外に出かけられる場 ○家族以外とコミュニケーションがとれる場 ○共通の趣味で盛り上がれる場 ○美味しい食べ物や飲み物が飲める場 ○仕事に向けて体験できるる場 ○黙々と作業できる場

私は、いまこんなことをしています


 太陽の光を浴びながら畑作業を実施・屋上庭園作業(三田谷治療教育院)・月に1回寄ってカフェを開催・毎週月曜日(祝日除く)はつどい場くろまつを実施・ニーズに合わせて就労体験を実施・芦屋市内の花壇の植え替え作業
 地域の企業・団体とのつながり福祉分野だけでは担えない役割を 行政、地域の企業や団体と協力し合うことで社会参加の機会の幅がUP!

試行錯誤しながら辿り着いた答え!



ある資源をつかう!ないならつくる!


 とりあえずやってみる まずはやってみて参加者の方に意見を聞こう!(もちろん先にニーズを聞けていればOK)
 

ニワトリが先か、たまごが先か


 ニーズがあるかどうかはやってみないとわからない
 一歩をふみ出したいと思える居場所や活動先を求めている人がいるのかわからないけれど、受け皿がなければふみ出しようがないのでは・・
 つくったは良いがどう継続していくのか,誰にアプローチしていくのか
 参加者の方が主体性をもって活動するにはきっかけづくりがあると良いのでは・・


 



《文責》神戸教育カウンセリング研究会事務局



三田谷治療教育院
 1927年(昭和2年)に三田谷啓によって設立された社会福祉法人
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